浜松餃子と天竜浜名湖鉄道
静岡県の浜松に滞在しています。
浜松と言えば餃子です。昨夜は餃子を食べようと駅周辺を散策しました。目的にしていた有名な独立店がありましたが、行ってみると30人くらいの行列ができていたので、あきらめました。(行列は大嫌いです)もっと早めにホテルを出ればよかった。
そこで第2案。駅ビルのなかに浜松餃子の特徴である、茹でもやしを添えるスタイルの元祖の店があるという情報を得て、行ってみました「石松餃子」。
餃子にご飯とみそ汁、漬物がついたシンプルな定食です。餃子15個、20個のパターンもありましたが、10個でも多いなと思って注文しました。
いざ食べてみると、結局10個ペロリと平らげてしまいました。皮が薄くて柔らかく、全体にふんわりとしたソフトな口当たりです。
あんはキャベツ中心で甘く、油も控えめ。今流行の、油をたっぷり使い羽をつけてパリパリに焼いたスタイルとは対極の仕上がりです。街の中華料理店でよくある、皮の角で口中に傷ができるようなタイプの堅い餃子でもありません。これなら歯茎の弱い家内でもパクパク行けそうです。
みそ汁は普通の白味噌で特徴がありませんでしたが、つけあわせの野沢菜は本格派でした。なかなか良かった。
浜松紀行
さて、相変わらず新卒求人の仕事で各地の大学や専門学校などを巡っています。
昨日はある大学の「浜松キャンパス」に行ったのですが、浜松駅からバスで45分という立地。地図で見た限りでは市街地のはずれのイメージで行きました。
バスの便が先方のアポイントの時間が合わないため、朝5時半に家を出て、東京駅を6時半ころに出る新幹線に乗り、いったん豊橋まで行き少し元に戻る形で、新所原(しんじょはら)から天龍浜名湖鉄道に乗り換えて向かいました。
新所原では大きな企業の事業所があるため、サラリーマンがたくさん降りてゆきます。ここまではごく普通の気持ちで気づきませんでしたが、天竜浜名湖鉄道の乗り換え口まで行って気づきました。
それは「ここはとんでもなく素敵な田舎の路線だ」ということでした!
そして乗車券が自動販売機で売られています。
そして来た電車がこれ。電車じゃありませんね。ディーゼルです。素敵!
各駅停車で目的地に向かいます。
途中、車窓から浜名湖が一望です! これはもう観光旅行ですね。ワンダホー!
そして15個目の駅、「大学前」に到着しました。なんと無人駅です!それに単線だった・・・。
駅を遠目にみると、こんな風景です。この駅は明らかに通学には使われていません。駅名は単なる場所の表示でしかないようです。「大学前」なのに、駅前が田んぼと街道ですから。
そして駅から大学のほうを見ると、確かにここは「大学前」です。歩いて5~6分かかりますが、大学以外の建物は見えません。
遠くの山の上には送電線の鉄塔と、風力発電のプロペラが見えます。田んぼにはシラサギが数羽いてエサをあさっていました。頭上にはトンビが、我が物顔で旋回しています。
目の前の田んぼには、オタマジャクシやタニシがたくさんいます!
久々にタニシを見ました。子供のころ、父の実家の茨城の田んぼで見た以来かもしれません。なつかしい。シラサギに注意! と言ってもしょうがないか。
静岡っていいとこだなー。癒されます。来てよかった。
でも大学関係者の方、ここを「浜松キャンパス」と言い切るのは、少し無理がある気がしますが・・・。
その後スクールバスに便乗して市街地に戻り、あちこち訪問しました。また16,000歩ほど歩きました。
仕事をしながら癒しの空間を満喫できたのは良かったです。たまにはのんびりした風景の中に自分を置くのは良いことですね。もっと旅行しよっと。
ではまた。