料理を作ればサラリーマンのうつ病は治せる!

2017年に定年退職した元サラリーマンが、自分のうつ病体験を元に「うつ病から自力で回復するためのリハビリテーション方法=料理を作ること!」について、思った事・できた事をあれこれ語ります。

体調不良が止まりません

 さて、この半年の間の出来事ですが、まずは体調不良に見舞われました。

 

①足の痛み

  昨年末から腰が痛かったのですが、定年退職でタイマーが発動したかのように、退職日の数日後、朝起きて立ち上がる時に膝の上部に激痛が走りました。腰をかがめて何とかトイレにはいきましたが、それ以上の歩行は無理。あまりにも痛いのですぐに近くの病院に行ったところ、MRI検査となりました。

  結果、診断は「脊柱管狭窄症」(せきちゅうかん きょうさくしょう)。私の場合は特にスベリ症と言うんだそうで、背骨の腰のあたりの一つが腹部に向けてずれることで歪みが発生し、脊柱をまっすぐ通っている神経が他の背骨の角のとがった部分に触る。その結果、触った場所の神経に痛みが出るのだそうです。膝が悪いわけでないということでホッとしましたが、やがて神経そのものが疲弊して痛んでしまうとのこと。

  すぐにでも手術をしてほしいと申し出ましたが、医師曰く、手術が万能ではなく、いったん治っても再発する可能性もあるとのことで、手術を勧めてくれません。まだ軽いほうなので様子を見ようということになりました。

  血流を良くする薬の服用を勧められましたが、関連性が不明瞭で治る気がしないのでお断りしました。しかし整形外科ではそれ以上の治療方法がなく改善の兆しもないので、並行して知人に紹介してもらった鍼灸院に通うことにしました。

  鍼灸院では、体の左右バランスがずれているのが原因であるとの診断でした。私は左足のほうが右よりも短く、そのため腰の左側が落ちている。それが原因で腰骨がすべるとの話です。ストレッチやマッサージ、針とテープによるサポートなどの治療を受けるとともに、自宅での治療として、一日3回、あおむけに寝て左ひざを上げて内側に曲げ「く」の字を作り、10分程度固定しているストレッチをやるようにご指導いただきました。

  続けているうちに、この8月下旬ころから効果が現れて来ました。以前は腰を曲げないと痛くて5分と歩くことができませんでしたが、9月以降、痛みを感じることなく長時間歩くことができるようになりました。まだ若干の不安はあるものの、以前のようなスピードで歩行することができるようになり、徐々に不安もなくなりつつあります。

  整形外科の先生は鍼灸院の話をしたとき、「あんなもの医学じゃない」と吐き捨てるように言っていましたが、その実、なんの治療も生活指導もありませんでした。しかしこの鍼灸院に通わなければ改善はなかったと思います。

  

②心臓の動機

  狭窄症の診断のあと、今度は夜寝ていて、心臓がドキドキして目覚める症状が現れるようになりました。また日中にも同じ症状が出るようになり、とりあえず内科に行ったところ、循環器内科(心臓・血管関係ですね)に行きなさいという指示でそちらを受診しました。

  夜中に症状が出ることが多いので、24時間連続で心電図を取る「ホルター心電図」なる装置を取り付けることとなりました。胸に数か所吸盤を付け、腰のベルトに血圧計大の本体をつけて24時間、心電図と脈拍を図るとともに、「何時何分に何をした」形式の行動記録をつけて翌日提出しました。

  結果、心臓に不整脈(ふせいみゃく=脈拍のバラつき)があるのと、「徐脈」(じょみゃく=心拍が遅くなる)症状があることがわかりました。健康な人の心拍数は1分間に約60回が平均だそうですが、私の場合、40回まで回数が落ちてしまい、血の巡りが悪くなるのを補うために血圧が上がる、その結果心臓に負担がかかってドキドキするらしいのです。原因は不明とのことでした。10月現在はだいぶ落ち着いています。

 

 ③肩の腱板損傷

  5月のある日、買い物に行こうと自転車で家を出ました。交差点で一時停止し踏み出そうとした時、左手がハンドルから勢いよくスッポ抜けてしまい、左腕を意思に反して強く降る格好になりました。直後、肩に強い痛みとしびれを感じ、しばらく感覚がない状態(捻挫かな?)が続きました。

  なんとか買い物を終えて、よろよろと帰宅し湿布薬を貼りましたが痛みが引かず、再度、整形外科を受診しました。安静にしていればそのうち治るだろうという診断で、湿布薬(貼り・塗りの両方)をもらってきましたが、痛みで腕が上がらず、不自由な生活となりました。更に左腕が上がらないのを右でかばって生活しているうちに、右腕も痛くなり、もはや健常なのは右足だけという状態になってしまいました。

  狭窄症で通った鍼灸院では、針治療やストレッチなどいろいろやっていただきました。痛い縦筋が2本ありましたが、1本は痛みが引きました。しかしもう一本が治らず改めて整形外科に相談したところ、MRI検査となりました。結果、肩の腱板が損傷(断裂)しているという診断になり、手術で縫い合わせることになりました。大リーグの大谷選手のトミージョン手術に似てますね。(^o^)

  今月主手術をし、年内はギプス生活になるようです。とほほほ・・・。

  

④歯の治療

  そのうえ、以前からの虫歯の悪化までが重なり、この年で奥歯を抜いてブリッジを入れることになりました。5本連続の形で大きいので、保険内でやってもらうと銀色がかなり目立つようです。今は収入もないし保険ですませようと思ったのですが、家内が「白いほうがいいよ。これからまだ長いんだし」と言うので、25万円払うことを心に誓いました。歯も痛いけど懐も痛いなあ。(>_<)

  

 以上、毎日のように医者に通う日々となってしまいました。やはり長年のサラリーマン生活で、長時間残業や深夜・夜通し残業、夜勤などで知らず知らず金属疲労(勤続疲労?)が溜まっていて、心のどこかで食い止めていた無意識の緊張感が、定年退職となったことで一気に切れてしまったのかもしれません。

  いずれの症状も、老化が遠因には違いありません。「しばらくおとなしくしていなさい」という神のお告げと思って、ひたすら休養をすることにしました。

 長くなってしまったので、また。